2009年は日本のマイレージファンにとって激変の年となりました。 まず何といってもANAのライバルであるJALの経営不安が顕在化した ことです。その解決策は政権交代による混乱もあいまって紆余曲折しまし た。「ANAマイレージクラプ」会員の多くの方が、実際にはJALのマイレージ会員でもありますから、無関心で はいられなかったと思います。その間マスコミ報道は過熱気味で、マイ レージについて様々な憶測記事が氾濫しました。
さらにJALの再建に際 し、JALが加盟しているワンワールド陣営のアメリカン航空と、もう一 方のライバルであるスカイチーム傘下のデルタ航空が、提携を巡って激し いつばぜり合いを繰り広げました。これは世界的な航空自由化の波である 「オープンスカイ協定」が日米間で本格化してきたことと不可分です。A NAはいち早く同じスターアライアンス傘下のユナイテッド航空と、新た にスターアライアンスに加わったコンチネンタル航空とで、オープンスカ イ協定に基づいた広範な協業体制を発足させています。
さらには民主党政 権での広範な行政見直し一環として、不採算路線や空港運営も俎上にあげ られ、ハブ空港や路線維持の問題も様変わりし始めています。こうした航 空業界の大きな変化に、マイレージも敏感に反応してきています。
長引く不況下でも心豊かに生活していくために、「旅行」 は欠かせない生活指針の1つであることは消費軒アンケートでも明らかで す。その点、「ANAマイレージクラブ」は、航空機利用以外に日常生活 の様々な支出を工夫することでもマイルが貯められ、そのマイルで航空券 やツアー、宿泊施設等が利用でき、「旅行」を楽しむのにうってつけの総 合ポイントサービスです。
各企業のポイントとAMCのマイル交換に関する変化は、企業個別の裁量で変更されるので頻繁かつ広範囲に発生します。自分に有利な条件を確保するためには、ANAのホームページはもとより、関連するホームページを定期的に系統だって調査する必要があります。本項ではこの2年間にANAのマイルファンの間で話題になったものをまとめてみます。
08年4月以降では天満屋、ゆめカード、GEコンシュマーファイナンスのポイント交換が無くなり、新たにゆうちよ銀行、香港上海銀行HSBCプレミアクレジットカード、京成カードが参加。その他カード会社によって最低交換ポイント数、マイル移行手数料などの条件が変化しました。中でもANA‐JCBのボーナスポイント制度「STAR MEMBERS」では、09年より段階的にポイント交換比率が下がり、またボーナスポイントの最低交換ポイント数(他のJCB OkiDokiポイントも同様に)も200ポイントから500ポイントに引き上げられました。ス夕ーα会員でボーナスポイントをマイル交換するには2年間で250万円以上の利用実績が必要となります。またダイナースクラブのクラブポイントのマイル移行年会費が4200円から6300円に値上げとなりました。